アンタレス

英国王のスピーチのアンタレスのレビュー・感想・評価

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)
4.2
過去の経験により、吃音症を患った英国王ジョージ6世と、平民の言語療法士。二人の関係を史実を元に映画化した。

コリン・ファース演じるバーティ(ヨーク公、後のジョージ6世)は酷い吃音に悩んでいた。父王は崩御し、後を継いだ兄は王室を出てしまう。必然的に継承権はバーティに回ってくる。人前で演説する機会の多い王という立場。バーティは十二分に王の資質を持ちながらも、王になることを忌避していた。
この難しい役をコリン・ファースは完璧に演じて魅せた。
そして、ジョージ6世となったバーティを、衝突しながらも全力でサポートした言語療法士、ライオネル・ローグ。ジェフリー・ラッシュは独特のオーラを纏いローグを演じた。

秀逸な脚本と名優が揃うと、ここまでハイクオリティな作品になるのだ。
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