FUKURAHAGI

長崎ぶらぶら節のFUKURAHAGIのレビュー・感想・評価

長崎ぶらぶら節(2000年製作の映画)
1.8
吉永小百合さんのイイところが出ていたとは言いがたいですね。
個人的には、原田知世さんが見られて良かったです。

この映画の中で、戦艦 土佐の話が出てきます。ワシントン条約による戦艦の総トン数規制で建造直後に廃艦にされ、魚雷で沈められるために長崎港から引かれていくのですが、船のことながら哀しい気持ちになります。
この大正から昭和にかけての日本の貧しさ、特に人身売買が当たり前の世の中が描かれているのと合わせて考えると更に哀しく切ない。
富国強兵と貧しい民の時代です。

今の世の中が決して良いとは思いませんが、少なくともこの時代のこの状況よりはずいぶん幸せな時代なはずです。政治や経済について無関心にならず、自分に出来る事をしっかりやらなければならないと思いました。
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