燈台

17歳のカルテの燈台のレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
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世間とは少しでもズレのあるひとを変だと異常のある目で見てしまう世の中は未だに日本でもあるけれど、その境界線はあるようで無いもので変わり者の特別扱いする必要は本当にあるのかという題材を扱っていたのがよかった。けれども偏った女たち(だと思われる)だけに限定していて女の連帯としてはよかったものの広い範囲での精神への向き合いをみれたらよかったなと思った。男性たちの棟での患者の扱いが見れずに終わってしまったので…。謂わゆる男だから〜と被虐的な治療を行っていた話も聞くので見るとなるとかなりの時間を要し備えや耐え難い苦痛を伴うけれど、精神病棟を映像にする上でこの精神治療の歴史を伺えなかったのは少し残念ではあった。
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