えそそ

グラン・トリノのえそそのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.6
ヒアアフターを最初にみたせいで自分の中の評価が地に落ちるどころか地面にめり込んでいたクリントイーストウッドだったが、この作品でおおいに見直した。生と死とは。

朝鮮戦争で軍人を退役したのち、自動車工場で勤め上げた頑固な老人ウォルトはその性格から両親や家族から煙たがられていた。そんなウォルトの隣に、アジア系のモン族が越してくる。モン族のスーとタオとの出会いを通じてウォルトの心は少しずつ変わっていく。

クリントイーストウッドの頑固だが人間味あふれるオヤジっぷりが最高だった。厳しいだけかと思えば、ユーモアもあり、美容室で男を上げるシーンは特に良い。
ストーリーの緩急がよく、締まるところは緊張感があり、日常のパートは頬が緩んだ。おかげで、話に引き込まれてあっという間にラストだった。

一番好きなシーンは、ベンチに座ったウォルトが満足そうにグラン・トリノを眺めるところ
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