ブルーススターキラー

グラン・トリノのブルーススターキラーのレビュー・感想・評価

グラン・トリノ(2008年製作の映画)
4.3
・再投稿・
クリント·イーストウッドの映画[グラン・トリノ]はとても感動的な映画だ。
イーストウッド監督の映画は人の心の動きを上手く描いている。なかでも、[ミリオンダラー·ベイビー(アカデミー賞受賞作)]や[グラン・トリノ]はいい例だろう。イーストウッド監督は今まで[ミリオンダラー·ベイビー(アカデミー賞受賞作)]の古いボクシングジムを運営するフランキーや[グラン・トリノ]のポーランド系アメリカ人ウォルト、[運び屋] のアールなど癖の強い役が多い。だが、どの作品からもイーストウッド監督から学ぶことは山ほどある。そんな信念深いキャラクターがある出会いから変わっていく姿を描いた作品が[グラン・トリノ]だ。[グラン・トリノ]を観れば映画の持つ素晴らしさを再発見することが出きる。デトロイトを舞台に近隣に越してきたモン族との交流を描き、そして、ラスト、ウォルトのとった行動に観客は涙すること間違いなしの傑作だ。[グラン・トリノ]で描かれる物語は今のアメリカ社会を映し出しているといえる。