ロバート山口

女王蜂のロバート山口のレビュー・感想・評価

女王蜂(1978年製作の映画)
2.5
市川崑監督当初のイメージ通り中井貴恵が山口百恵、このキャスティングだったら最高だっただろうなぁ。おそらく沖雅也が三浦友和かな。これなら本作の価値も数倍上がったはず。ホリプロよ、何故断ったんだよぉ~(泣)

昭和53年公開時、私は小学6年生。初めて読んだ横溝正史の小説がこの"女王蜂"でした。当時大ブームで本屋に横溝正史の文庫本がズラリと並んでいたのを覚えています。どれも表紙のイラストが子どもの私には怖かったんですよねぇ。

など思い出しながら今回配信にて久々の観賞。よくできてますし、面白い。オープニングタイトルに松林宗恵が協力監督として大きくクレジットされてて、市川崑に代わって演出を結構助けたみたいですが、あまり気になりません。相変わらず、台詞が被さる時のたたみかける編集も凄すぎます。堪能しました。

このシリーズ、事件解決後の等々力警部と金田一耕助のやりとりがほんわかして私にはツボ。中でも本作が一番好きかも。
ロバート山口

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