女王蜂の作品情報・感想・評価・動画配信

「女王蜂」に投稿された感想・評価

HK

HKの感想・評価

3.4
横溝正史原作の小説を『ビルマの竪琴』『穴』などの市川崑が映画化。金田一耕助シリーズの角川映画第四弾。キャストは石坂浩二、中井貴恵、高峰三枝子、岸恵子、仲代達矢などなど

金田一耕助はとある名家のお嬢さんから19年前の事件の再調査をしてくれという依頼を受けた。その事件は彼女の兄が友人と旅行中に事故で死亡したというものであった。そして彼女は求婚相手がいずれも不審死を遂げるということから「女王蜂」という悪名がついてしまっていた。

なんか全作品の中でも一番ペーソスとか情緒で持っていって、しかもその演出があまりにもくどすぎたので終盤が一番グタグタしていた印象が残る作品。ゆえに今のところ金田一五部作の中では最下位にしています。

岸恵子が仲代達也を撃ち殺して心中するシーンは笑った。あそこが一番意外性あって面白かった。やっぱり金田一作品はああいう即物的に人が死んでいった方が面白い。

今作もすごいギミックが前作以上に遊びが効いていたのも良かったですね。やっぱり九十九龍馬の殺害シーンの密室でのからくり殺人がすごい面白かったですね。

でもね…この作品はやっぱりこう、復讐肯定的な所もあり日本的にペーソスで最後は持ってってしまうというような形で物語が進行してしまうからやっぱり好きになれませんね。

全ての悲劇性というものを中井貴恵が背負ってしまった結果、何故か知らないけどこの大道寺智子というキャラクターにただ神秘性を伴わせるための装置としてしか機能しない周りのキャラクターも気持ち悪いように感じた。

やっぱ終盤の展開が一番エモくて嫌い。ああいうのでうわ~とはならん。

今作から等々力刑事が色々と拍ががつくようになりますね。石坂金田一とも連携がすごい上手くなっていきますよ。ここから次回作でも記憶抹消でつっけんどんなやり取りが続きますが、やはりこういうキャラクターていいですね。コナンでいう所の毛利小五郎ですよ。

いずれにしても見れて良かったと思います。今作はそこまで頭使うこともなく見ることが出来たかな。
🚧👷🏻‍♀️鑑賞記録ONLY👷🏻‍♂️🚧

【過去鑑賞】
何作か思い出し✔︎させて下さいぬ_φ(・_・_φ(・_・ *✨御目汚し失礼しまつ

『こういう女になろう👀✨』
幼少期に勘違いを植え付けられた作品
🐝)))))ブ—ン
市川崑監督当初のイメージ通り中井貴恵が山口百恵、このキャスティングだったら最高だっただろうなぁ。おそらく沖雅也が三浦友和かな。これなら本作の価値も数倍上がったはず。ホリプロよ、何故断ったんだよぉ~(泣)

昭和53年公開時、私は小学6年生。初めて読んだ横溝正史の小説がこの"女王蜂"でした。当時大ブームで本屋に横溝正史の文庫本がズラリと並んでいたのを覚えています。どれも表紙のイラストが子どもの私には怖かったんですよねぇ。

など思い出しながら今回配信にて久々の観賞。よくできてますし、面白い。今回、松林宗恵が協力監督として大きくクレジットされてて、市川崑に代わって演出を結構助けたみたいですが、あまり気になりません。相変わらず、台詞が被さる時のたたみかける編集も凄すぎます。堪能しました。

このシリーズ、事件解決後の等々力警部と金田一耕助のやりとりがほんわかして私にはツボ。中でも本作が一番好きかも。
GaPTooth

GaPToothの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

( 」゚Д゚)」Excellentーーー!!
良くできている(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

全編に漂う陰鬱な雰囲気。
達者な俳優陣と巧みな構成。

本作の金田一耕助は冴えまくり!
お馴染みのように、全員殺されてからの謎解きだったけど。

本作の犯人の末路は、自ら...では無かったね。この辺りも上手い。そうでなければならなかったから。

伴淳三郎がナイス👍

大道寺家の女に言い寄る男は、
みんな殺される...
だから...女王蜂( ;´・ω・`)ヘエェー
市川崑はもう金田一で撮るべきものがなくなっできたんだなとわかる。悲しい。仲代達矢のカッコよさよ。
金田一はホラー感がとてもよい

容疑者たち以外はコミカルなキャラで囲まれていてホラー演出でありながら重い雰囲気を和らげていてとても見易くエンタメに消化されていて
さすがの市川崑
公開当時「口紅にミステリー」のキャッチコピーが妙に印象的だった。

怪奇伝承っぽい雰囲気はちょっと薄らいだけど、伊豆の月琴の里を舞台にした昭和の雰囲気はタップリと味わえる。

ヒロインの中井貴恵はイマイチだったけど、監督と出演者は鉄板だ。
石坂浩二、高峰三枝子、司葉子、岸惠子
加藤武、大滝秀治、神山繁、伴淳三郎、三木のり平
そして仲代達矢となれば見ないわけにはいかないな。

高峰三枝子の存在感は圧倒的だなぁ…嘆息するわ
雰囲気も、業の深い愛憎模様も、演じ切った大御所たちも素晴らしいですね…
syo

syoの感想・評価

3.6
キャストが今までにも増して豪華。1~3作までの犯人役が勢揃い、初登場の仲代達矢さんや、刑事さんたち常連のメンツもいてとにかく豪華。
中井貴恵さんはちょっと新人のごり押し感が否めなかったけど…。
金田一が閃くときに全方位のカットで映ったり、画面が6分割になったり、編集が面白かった。
ストーリーは相変わらず人の多さと家柄の関係が難しい。理解が大変。全部見終わると神尾先生がすごくよかったな。
刑事さんの「唇からミステリー」が気になってたら、中井貴恵さんがやってたカネボウのCMなのね。
金田一が毛糸編んでるのが可愛かったし、最後の刑事さんとのやりとりも好きだった。
石坂金田一のなかで一番記憶に残らなかった作品
殺人美学はいずこへ?
>|