さくらえび

青い珊瑚礁のさくらえびのレビュー・感想・評価

青い珊瑚礁(1980年製作の映画)
3.7
往年の名作だと思い鑑賞したら、思いの外ポンコツ映画だった。

船旅の途中で事故にあった8歳のリチャードと7歳のエメライン、料理夫のパディは漂流して南の島へと辿り着く。途中でパディが死に月日が流れる。二人の子供は島で成長していた。
そんな話。

まず、リチャードとエメラインがバイタリティありすぎっていう。食料に困ることなく健やかに成長して、気付いたら二階建ての家(滑り台付き)まで作ってる。凄い。
サバイバル感は皆無で、むしろバケーション。存分にいちゃいちゃしちゃってます。渚は恋のモスグリーン状態です。エメラインに至っては途中で島の近くを通った船をシカトしてる。
そのエメラインが途中で体調崩すん展開があるんですが、理由はカサゴを踏んだから。しょーもない、危機感もない。カサゴ踏むなよー。
他にも色々とツッコミたいけど、こんなもんでいいや。

ただ決して酷評してるわけではなく、結構好きでした。愛すべきポンコツ感があったと思う。ロケーション最高だし。
ブルック・シールズもこれでラジー賞取っただけあってポンコツなんですが、愛らしいです。
うん、なんか好き。