ハートブレイカーの油淋鶏大盛りのレビュー・感想・評価

仏ラブコメの王道というよりは少し変化球。いい意味で、軽く、品がある。これもいい意味で、ロマン・デュリスの朴訥、無造作な感じに、姉夫婦のコンビの掛け合いが絡み具合が楽しい。前面には出ないのに、なぜか家族のありようを感じさせるシナリオ。
ヴァネッサ・パラディを作品でこれだけ見るのは実は初めてなんだが、仏映画のヒロインとしてはかなり童顔（途中で奥貫薫に見えてきたりして）。ただし、一世を風靡しただけあって、それ相応の大物加減の存在感、後半に向けてどんどん良くなっていく。