このレビューはネタバレを含みます
そんなんアカンやろーと、心の中で何十回と叫びながら、もう満喫+堪能した。
前半、こんなプロットあと4人分あるんやったら絶対終わらんやん、これって二部作やったっけと心配したけど、それ以上に加速、想像して>>続きを読む
欧米の今どきコンプライアンスやら地政学上のタブーみたいなものの捉え方が全く違うし、世界に配給するにしても、劇の盛り上げと観客サービスの軸足はとことん自国向けって潔さ。
もう、リアリティとか物理法則、筋>>続きを読む
これしたいんやろって、中身ぺラッペラなのに、油っこい味付けと盛り付けに、ものすごい物量でグイグイ押すこの系統はわかっていても大好き。
これ系インド作品の衣装って、たまに、いったいどした?みたいなもの着>>続きを読む
YRFの予習。こんなことあるんかとかできるんか、とか言ったら、ゼッタイあかん、と、毎度毎度あらかじめ心に決めて見るやつで、その密かな個人的決意を飛び越してくれる。
そして、過去のスペクタクル物の、逆オ>>続きを読む
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ストーリー上、色々あっても、最後歌って踊れば、それで何もかもOKという、この心地良さが、やっぱりたまらない。
(個人的には、もっとワチャワチャの歌踊りシーンあっていい)
実は、3大カーンのうち初シャー>>続きを読む
ページを1ページずつめくるのではなく、絵巻物を順に読み進めていくようなシームレス、かつ、出来事を飾らず淡々と追う抑えた展開。
あらすじは原作のどこをどう切り取るかなので、言わずもがなにせよ、ベイル、バ>>続きを読む
いろんな人が出るんだけど、登場人物の動きと重なって、それぞれが醸し出す思いが、憧れなり、慈しみなり、もしくは悲観みたいなものも含め、見えないはずのものが、質量があるように集合離散していくさまが写ってい>>続きを読む
安心のうえに、とても安心の設定。
ヴォーンが、何かのコメディで女装してたような気がしてきたけど、それが何だったか思い出せないし、それが思い過ごしか、単なるデジャヴかと悩ませてくれている、という訳で、お>>続きを読む
原作のイメージを、忠実に絵にしようとしたら、確かにこんな感じか。人智を超えた異様さや毒々しさが媚びてない。
そして、フレディ・ハイモアに尽きるなあ。ファンタジー実写の男の子はホント難しいと思うところ。>>続きを読む
マチルダに近い年齢で観てた感覚と、今、レオンに近い歳になって観る感覚が、まったく持って正反対。その点、今の視点では、完全版は、ちょっと語らせすぎで誘導めいてる危うさを感じてしまう。
とはいえ、マチルダ>>続きを読む
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ヒロインはスチューデントイヤーの高校生、ラーマはマガディーラで主役張ってた、どちらも10年ほど前?二人ともいい歳のとり方してるよね、と感心。
さて、古典神話の世界の神にかけ、実在の活動家にもかけながら>>続きを読む
いい歳したおっさんのボーイミーツガールになってる、けど、抑え気味でかつ軽妙なズレ感がいいもの見せてくれた感。ちょっと宗教や死生観を人種をはじめいろんな物にかけてるのかも。
エヴエヴにもでてたカーティスといえば、これもと思って久しぶりに見たのだが、いやー、単純に面白く展開させることに特化してる≒娯楽作なんだからこれでいいやんと。
それから監督キャメロンなんて意識したことな>>続きを読む
あれ、ディケンズ?と思ったら、もう、その世界観の中で遊ばせてくれた感じです。確信犯の人種配役とかデフォルメした描写は、英国なら誰でも知ってる話を紡ぎ直すなら、ということなのか、とてもチャレンジングなん>>続きを読む
初めて見たときはびっくりした。当時よりそれなりにテクノロジーが進んだ今の視点で見ても、あらためて、またびっくりした。表面的な筋立てはシンプルなんだけど、それとは別に、各々が思いを馳せる拡がりの幅がとて>>続きを読む
何がいいのかって、無茶でホントにそれって思わせつつも飲み込ませる、ゆるゆるのテンポ。復習してなぞってはいけない。
90年にこの女性警官の話作るってチャレンジとかなり大衆迎合してるその中身、加えて主人公>>続きを読む
幾十年ぶりでたまたまテレビ放映に遭遇。今となると、旦那の気持ちもフラットに観れたかな。音楽はたしかに素晴らしいのだけど、逆に無音で映像に浸るのでいいやとなってしまった。
エディマーサンやHゴールディング含め、主役級をこれだけズラリと並べてるのに喧嘩させることなく、2時間未満に濃縮、無理に例えるとしてスパイシーな希釈用ノンアルコールシロップ。
なんとなく、ガイ・リッチー>>続きを読む
バケツリレーしてるのにバケツに穴が空いてて水が運ばれていかないような展開。そして、人物描写も奥深いように錯覚させられても実は全く端折ってる。そして、ヘレンミレンの役作りとしてのすごい発音が聞きどころ。>>続きを読む
唐突、唐突、脈絡はどこって感じ。
ヒールのKウィグの化け加減やら、これまでのシリーズと同じコニーニールセン、ロビンライトと脇役キャストも安定の入りなのに、よくこの展開でGOサインでたよねという仕上がり>>続きを読む
下ネタありのドタバタもの好きなはずなのに持て余した。ハデッシュの実力もこんなもんではないような…。リズム感、もしかして字幕の書きぶりのせい?話がなんら深いわけでないのに、時間が全く進まない。
小悪党どころか、家族もいるのに、どう見ても悪人やん、ステイサム。所詮みな単純なグズグズなので、誰にも感情移入することなく、実話らしく、その再現ドキュメントとして観たような気分。
そんな中、人物も調度も>>続きを読む
ケンチョンとなぜかアクションが全くサマになってない無駄遣いのミシェルヨーの謎。
サントラが70年代で、この場面でこの曲かけるのという選曲。最初と最後に出てくるシュルツ節なんか、めちゃ久々に聞いた。
遅>>続きを読む
久しぶりに通しで見て納得したのは、あまり勧善懲悪とか考えずに、洒落てる感覚だけで、今でも観られるうまい作りということ。
そして、どんな映画でも、ステイサムの隠れ家、めちゃいいやん!の走り。
過去、何百年も繰り返される迫害や民族差別から考えると、ロマの人々の力強さとバイタリティが浮かび上がるのと、これが旧ユーゴ内乱当時に撮られているということに驚き。
国や社会があって人が生きてるというより>>続きを読む
ダールの児童文学なのに、もし、感受性豊かな子供のときに見たとしたら、きっと泣くな、しかも号泣。
Oスペンサーにおばあちゃん役はまだ早いんじゃないの?
アイラフィッシャーとレスリーマン、二人ともコメディエンヌしてるときの方が断然光る俳優さん。特にフィッシャーはライバル関係みたいな構図になると、俄然、力を発揮するのではないかと…。掛け合いの緩急の出し入>>続きを読む
韓国現代史の映像化作品はどれも粒揃いで力強い。これもフィクションと断りつつ、静寂さの裏側で圧倒的な推進力と繊細さの両立。
騒音も振動も出さないブルドーザーが広い土地を静かに均していくような、とでも例え>>続きを読む
ティーンエイジャーのドタバタや異世界、異文化へのよそ者転入のシチュエーションコメディみたいなニュアンスやら、いろんなものを、時代を替えて、アンシャンレジームに当てはめたら、こんな見え方になるんやけど、>>続きを読む
様式美というほど、凝り固まっていないし、かといって、西部劇の場を借りた人間ドラマど真ん中というのでもなく、異質な混ぜ物感みたいなものが備わってる。
いろんなものが全部伏線なんじゃないかと、冒頭から、思>>続きを読む
くすくすと含み笑いしながら観ましたが、ときたま少し感じる退屈な感覚の原因は、このバンドの生粋のファンじゃないからだと思った時点で、頭の中は勝手にドキュメンタリーと錯覚してるということでした。
欧米のイ>>続きを読む
ジュリムアとジェフブリ、ベンバとアリヴィキャの相似形ですが、たいしてドキドキしません。
この映画単独ではあるあるばかりのストーリーで、全く説明が足りてなくて、流しとこうという気にさせるのですが、前述の>>続きを読む
人間の暗部をこれでもかと見せるヴァーホーベン節に、全体通してペースも早く娯楽作の色合いも少し混ぜたバランス。
単なる悪だけでなく、生きるためなら、どんな人間でも倫理的、社会的に非道な行為ができてしまう>>続きを読む
ああ、こういう感じ、80年代中盤の空気感でちょっと湿っぽさと例えにくいけど堅苦しさかな。個人的にウォン・カーウァイにワクワクしたのと同じような気持ちになります。
端役にどうでもいい小芝居させてたり、単>>続きを読む
オリジナルより丁寧な説明と小奇麗な描写。トムクルの屈託ない笑顔はまだ21世紀版(勝手に言う)にアップデイトされてない頃。大胆なキャメロンクロウ選曲は意外性とインパクト、場面によっては少し肩透かし。
テ>>続きを読む