カイト

アイアンマンのカイトのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.9
【映画鑑賞批評①】
導入の軍用車でのシーンでトニースタークのユーモアとお金持ちという大枠の人物像を示し、その後の授賞式やカジノで先に示した人物像の解像度を上げて視聴者が物語に没入できるような構成になっているのが良かった。また、作品全体として大人も子供も楽しめる作品となっていた。特に洞窟での脱出シーンではインセンとの絆を感じながら、アイアンマンをつくっていく過程は原作にも通ずるもので、ファンには堪らないものとなり、大ヒットに繋がるものになっていたと思う。そして、ストーリーでいうと、軍事兵器を作り出した主人公がその行いを反省し、欲望に飲まれた悪と戦うというシンプルな構造になっているが、そこにジョンファブローのコメディ要素とアイアンマンの人生と瓜二つなロバートダウニーJrの演技が加わることで他の作品にない深みが生まれている。
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