うめ

アイアンマンのうめのレビュー・感想・評価

アイアンマン(2008年製作の映画)
3.5
 マーベル映画の第一シリーズ、アイアンマン。ようやく観ることができた。一作目とあってか、あまりヒーロー然とはしておらず、パワードスーツを着用して戦うシーンも終盤にあるのみで、主にトニー・スタークがアイアンマンになるまでを丁寧に描いている。まぁ、先にバッドマンを観てしまっている私としては、トニー・スタークがどうもブルース・ウェインと立場が似てるなぁなんて思ってしまったのだが。
 ストーリーはよく練られていたような気がするが、あの「アーク・リアクター」って具体的に何なんだろう…と終始気になったので、もう少し説明が欲しかったところではある。(もちろんちょこちょこあった説明はわかるけれど、ただ「膨大なエネルギーが出せるんだ!」って言われても…(笑)一応、舞台は現代のアメリカなので。)あとは(ヒーローものはプロットがある程度決まってしまっているのでしょうがない部分もあるけれど)中盤からなんとなく展開が読めてしまったのもちょっと残念だった。
 ただ時々笑いを挟みながら進んでいったので、とても観やすかったし、(いい意味で)ヒーローものの要素も盛り込めていたので良かったと思う。その他に、アフガニスタン、テロ組織、愛国者…等々、個人的に色々気になったり、突っ込みたい気持ちになる設定もあったのだが、それは映画外のことにもなるのでここまでで。映画としては、テンポもストーリーもよいし、映像も迫力があるし、マーベル快進撃の第一歩としては申し分ない作品だろう。
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