岡本喜八作品の個人的最高傑作。
こんなエンターテインメントに溢れた戦争映画他に知りません…。
勿論物語の展開を知らない私は
中盤までの明るくテンポ良い雰囲気から、「戦争」がすぐ目の前で始まることでリズムが狂い始めていく様子に少し戸惑う。
それはもしかすると戦いを知らないアマチュア楽器隊少年兵たちと同調しはじめていたのかもしれない。
いつの間にか一緒に戦場を目指していた気になっていたんですよね…。
そう気付いた頃にはあの壮絶なラストシーン。
轟音と楽器が織り成すハーモニー。
消えていくのは楽器の音色。
そして最後は射殺されてしまった捕虜の男の子が持っていた紙に書かれていた言葉。
は~~!!!監督が誰か知っていたはずなのに!!!こいつはしてやられました。
本当にいい映画。
戦争映画は暗くて観たくない!って人も観れちゃうかもしれません。