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終電車の15のレビュー・感想・評価

終電車(1980年製作の映画)
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緊迫感が続かないところ好きだな。カフェで2人の男を映していたカメラが、そのまま外の劇場に戻ってきたカトリーヌ・ドヌーヴをとらえるショットとか、明らかに何かを企てているベルナール・グランジェとか、緊迫感あった気がした。けど、地下に隠れているルカ・シュナイターに関しては案外平気な感じでいるように感じたな。足への執着は『恋愛日記』にもあった。カーテンコールで手を繋ぐという行為が差異を伴って反復されているの良かったし、最後女性が真ん中になるのも良かった。美術係の人がしていたキスの背景を深掘りして欲しかった気もするけど、もし深掘りしてたら差別的な要素が出てきていたかもと思うと複雑。
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