「どれだけの人が夢中になったのだろう」
上映当時、私は生まれていないから正確なことは分からないが、少なくとも私の父は夢中になった観客の1人である。配信サービスでビールを飲みながら一緒に見たこともある、父と子(私)思い出の一作である。
戦争に関わる映画にはどうしたって敵の存在はつきもので、本作も例外ではない。敵機撃墜時にはRewardのようなBGM(あまりにも有名)が流れるし、撃墜を喜び合うシーンだってある。加えて本作制作の背景にはベトナム戦争を経て落ち込んだ戦意を高揚させる意 目的があったという話もある。
決して争いは容認されるべきではないが、政治的視点や倫理的視点で本映画を忌避するのは勿体無いと思う。あくまでエンターテイメントとして見れば映像や登場人物の魅力に惹き込まれるはずだと考える(バドワイザーも飲みたくなるはず)。