日本沈没(1973)と並ぶパニック映画の双璧。高倉健、宇津井健、丹波哲郎、鈴木瑞穂といったオールスターっぷり…しかも北大路欣也はセリフなしの脇役!!今では作れない映画の一つ、犯人と警察の駆け引き、新幹線内のパニック状態、犯人達の経緯がうまくまとめられていて、楽しめました。東映というのもあり、警察陣は皆さん時代劇の悪役俳優ばかりですが、強面感が存分に出ていて、東宝作品とは違う味がありました。映画半ばにパトカーとバイクのチェイスのシーンがあったり最後が空港だったりと、スティーブ･マックイーン主演のブリットの影響を受けているのかなと思いました。ただ、音楽がどうも好きになれない、どこか違和感のようなものを感じましたし、音楽の編集も粗いところがあったような…そこだけ…
