新幹線大爆破の作品情報・感想・評価・動画配信

新幹線大爆破1975年製作の映画)

SUPER EXPRESS 109

製作国:

上映時間:153分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「新幹線大爆破」に投稿された感想・評価

Hipposky

Hipposkyの感想・評価

3.0
東映だって特撮ができる! 緊迫したストーリーと上手い画作り。同じ親方日の丸、警察と国鉄のやり取りは痺れる。ただやはり、長い。現在の新幹線、犯人、犯人過去の3つのストーリーラインを交互に入れ替わるが、パートごとがちょっと長いので、せっかくの緊張感が間延びしている印象。海外版はばっさりカットしているらしいので、そっちが見たいな。
2021年15作品目

演者のクサくも熱い演技に目が離せない。国鉄、警察、犯人側のドン臭いミスやすれ違いにヤキモキさせられる。それが面白い。

パニックで自己中心的になる乗客達に、もう爆破された方がスッキリするんじゃ?なんて爆弾魔の健さん側に感情移入する展開に。
ここがスピードと大きく違う。

人間、町並み、風俗、全てに昭和を感じる歴史的資料映画としても秀逸。洋画の航空パニックに影響された感だが、よくできてるよ。
宇津井健かっこいい。見るべき。

総合58
1 ストーリー 7
2 キャスト 9
3 テンポ 8
4 シーン 6
5 セリフ 7
6 映像・構図 8
7 音楽・楽曲 5
8 印象度 8
健さんはやはり健さんだし、
千葉真一はいつでも汗だくだ(迫真
2021

2021の感想・評価

4.1
『スピード』の大元ということだけ聞いていた状態で鑑賞。

約二時間半という長丁場だが、見事に無駄なシーンがない。さらに邦画オールスターズのキャスト。

「時速✕✕㎞を下回ると爆発する爆弾を設置した!」という、現代からするとあるあるストーリーにも関わらず、登場人物同士の出会いや過去話までしっかり描くことで、ストーリーに深さが出てる。

まさかの健さんが犯人役ということで、いや~まぁ健さんが演じるんだから結局良い人説濃厚なんじゃない!?と思いきや、しっかりカネを手に高飛びしようとしていたところが逆に好感。宇津井健さんも正義感あふれる男をしっかり好演。

あと、音楽が良いね……。ちょいちょい音楽が大きくなるシーンがあるんだけど、そこで流れるBGMがとにかくモダンで良い。
東京
町工場の経営をしていた沖田は、古賀からの電話を手に取ると、藤尾が酔っ払って喧嘩をして捕まったことを告げる
ある計画を進めていた沖田は、藤尾は今日1日計画について黙っていてくれればいいと、計画の続行を決定するのだった
後日 東海道新幹線“ひかり109号”東京発博多行は、定刻通り東京駅のホームへと到着する
乗客乗員約1500名の中には、護送されることになった藤尾も含まれており、彼を見た大城は本当に計画を実行するのかと沖田に確認の電話を入れるが、沖田の決心は固かった
そして時刻となり、運転士の青木らはひかり109号を発車させるが、それからしばらくして鉄道公安本部長 宮下の元に1本の電話が入る
それは沖田からのもので、「ひかり109号に爆弾をしかけた」という脅迫電話であった
爆弾は時速80キロ以下になると爆発するようになっており、もし信じられないのであれば、北海道夕張線貨物5790列車に同じ爆弾をしかけたので見てみるといいと言って電話は切れてしまう
逆探知も待ち合わず、要求も無かったため、対応に困っていた宮下は、取り急ぎ青木に連絡して事情を説明すると、列車を走らせたまま車内検査をするよう命じる
半信半疑でひかり109号で車内検査が進む中、貨物5790号は乗組員避難の後 登り坂で速度を落とすと、本当に爆弾が爆発するのだった
宮下は慌てて青木に速度を時速120キロまで落として時間を稼ぐよう命じる
刻限は博多到着の約10時間後となり、国鉄と警察は協力して事件の解決にあたるが・・・



日本がオールスターキャストで製作したパニック映画

『大地震』や『タワーリング・インフェルノ』などのパニックものがハリウッドでヒットする中、日本でも作ろうということとなり、日本が誇る安全・安心な乗り物として定着していた新幹線が標的になった
爆破という題材は、当時 極左グループである東アジア反日武装戦線が三菱重工をはじめとした企業の連続爆破事件が終結を迎えた直後ということもあって、めちゃめちゃタイムリーだった
模倣犯でも現れないかと警察は冷や冷やだったに違いない
ちなみに新幹線に関しては計器類を中心に機密扱いで内部での撮影は国鉄に断られ、やむなくセットを組んだらしいけど、リアルにこだわりすぎた結果 新幹線の内部案内ツアーに参加して盗撮した映像を元に、部品製造の工場に協力してもらって実物大セットを作ったり、ゲリラ撮影ぶちかましたりしてる
当初 撮影の申し込みをした際には国鉄から逆に企画中止するよう言われたらしいけど前無視というパワフルっぷり
そのアンサーが予告編の「ひかりは今 巨大な棺桶と化した」なので、昭和の強さを感じる

そんな撮影やら特撮による迫力あるパニック映像も見事だし、同時に展開する警察と犯人たちの追走劇も見応えある
加えてドラマ性も高く、特に犯人たちの姿は秀逸
そも構図としては、高度経済成長の象徴でもある新幹線を、それに取り残されてしまい職を失った犯人たちが攻撃するという社会派な仕様
高倉健演じる犯人たちが徐々に追い詰められていく姿は悲哀すら感じさせる

日本のパニック映画という新たな路線を切り開いた文字通りの大作
グイグイ引き込まれる力強い作風や、ちょっとビビるくらいの豪華キャストなど、見どころも盛り沢山なのでぜひ観てほしい
真栄田

真栄田の感想・評価

4.1
う〜ん面白い
犯人側にも言い分は有るが、中盤のとある展開を経てからはどうもなぁ

兎に角緊迫感凄いし特撮も見応え有るしで最高
今度『スピード』観よう
日本映画史に輝く名作と思います。
タイトルである「新幹線大爆破」。製作当初、(当時の)国鉄に協力を依頼したら断られたそう。「新幹線危機一髪」なら協力すると言われたけど、これをよしとせず。(危機一髪なら助かるのがわかってしまうから?)製作中止も危ぶまれる中、撮影決行されたとのこと。製作者の魂のこもった映画である。
ろ

ろの感想・評価

5.0

東京発ひかり109号に爆弾が仕掛けられた。
タイムリミットは博多に着くまでの10時間。
警察、国鉄、そして犯人グループそれぞれの運命がいま動き出す・・・

「ひかり109号に爆弾を仕掛けた・・・?」
犯人からの電話を受け、カメラは乗客1500人を乗せた新幹線へ。
どーんと現れる赤いタイトル、ここで初めて鳴り響く音楽が信じられないぐらいかっこいい。

80キロを下回ると爆発するという爆弾を抱えながら走る。
妊婦の難産に護送中の犯人の脱走、急遽上り線へ突っ込まざるをえなくなる非常事態・・・乗客の安全のために備え付けられた装置は仇となる。車内は次第に冷静さを欠いていく。

手に入ると思った新幹線の図面は不慮の火災で消失。
夢を語り合った二人はいまや亡き人に。
誰も傷つかない、傷つけないはずだった完全犯罪はドミノのように倒れていく。

「これ以上ジタバタしても見苦しいだけかもしれない」と計画遂行を思い悩む健さん。
二人分の偽造パスポートを焚き上げ、二人分の大金をボール紙に包む。
「あなたが私と同じだけ 傷つかないのがつらかった」
テレビから流れる歌謡曲が虚しさを一層掻き立てる。

人命救助か犯人逮捕か、それぞれの正義が火花を散らす。
こんなはずじゃなかった、あのときああすればよかった。
スピードメーターの針は80キロと120キロの間で揺れる。
これをしてさえいれば安全だと言い切れることなんて一つもない。
なにが正解なのか、誰にも分からない「人生」。
そんな不確かなものに、私たちはひたすら賭け続けているのかもしれない。


( ..)φ

死ぬほどかっこいい映画だった。
午前十時の映画祭で、大きなスクリーンで観なかったことを心底後悔した。それぐらいかっこいい映画だった。

運命に翻弄される人たちの話。
事件が解決してもその人の心の中ではまだ終わっていなかったり、命を絶つことで決着をつけたり目的を達成したり。
警察や国鉄といった組織から徐々に個人にクローズアップしていく、その奥行に痺れた。

札幌の貨物列車からはじまり、東京駅のホーム、長瀞ライン下り、羽田国際空港。
名古屋、京都、新大阪、新山口・・・映画を観ながら東京ー福岡間を旅した気分だった。
経営難に陥った速度計の町工場の
社長が思い付いた手ッ取早い金儲け、
それは加速でセットされ
減速でトリガーする爆弾を用いた
新幹線爆破テロだった・・・!

とにかくこの1970sビジュアルで
新幹線が爆破してるポスターが
たまらなくドープなんだよなー
こんなの絶対見ちゃうわ!

新幹線が衝突するところスレスレで
転轍したり、
時速90kmくらいで並走して
物資を受け渡したり、
昔の映画だけどなかなかスリリング!
人の命を完全な機械制御システムに
預けるのってどうなの?という
ちょっとした裏テーマも?

車内のややオーバーな
パニック具合もまた
時代な感じがして好きです。笑

まさか新幹線を爆破しようとしていた
ケン・タカクラが
四半世紀後に「ポッポヤ」に
なるとはね~
   
2021.4.25
Kir

Kirの感想・評価

2.0

このレビューはネタバレを含みます

🚄に💣を仕掛けた話。

豪華な面々が集う緊迫感のある内容に、各々のドラマがあって楽しめた。

健さんの不器用っぷりや、宇津井健の板挟みっぷりも良かったが、千葉真一の逆ギレが一番好き。

喫茶店が何故か火事で燃える件が意味不明。

最後はニューシネマみたいなぶん投げだが、それで良い。

時代を感じる良いエンタメな映画だと思います。
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