内戦中だったシエラレオネを舞台にした紛争ダイヤモンドをめぐる社会派サスペンスアクション。
アフリカでのダイヤモンドビジネスの実態や内戦との関連性などがよくわかります。なるほどなーと納得すると同時に、利益のことしか考えていない部外者たちが産出国の内戦や貧困の原因の一つであったのが腹立たしく、救いのなさに悲しくなりました。ダイヤモンド以外でも同じようなことが起こっているんだろうな。
あとは特に、少年兵の描写で過激派集団に心が壊されて銃を撃つことに躊躇わない兵士になってしまうのが辛すぎる。
こうした現状に対するメッセージだけでなく、緊迫感のあるアクションシーン、主人公たちの人間ドラマもしっかり面白くて素晴らしい作品でした。