奥田ラプンツェル

グレムリン2/新種誕生の奥田ラプンツェルのレビュー・感想・評価

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)
3.5
昨今の映画を観てもメタ演出って斬新だなぁとか思ってたけど、この当時から既にこういう表現を割とがっつりやってたのに感心しかない。時代の先取りが凄い。
しかもオープニングとスタッフロールのバックスバニーのくだりも本編の一部っていうね。これもうクラシック映画の中では名作の部類に入るんじゃないかなと思う。
ランボーとかバットシグナルとかイースターエッグも多いし、グレムリンの諸行は結構やっかいだけどめちゃくちゃエンタメに振り切った内容で面白かったです。
ギズモはより可愛いさマシマシで、コピー機で拷問受けてるとこめっちゃ好きだった。
クランプ会長悪い奴かなと思いきや憎めない人の良さがあって、わりと好きなキャラでした。あと前作の隣人夫婦が再登場してるのも良いね。あの偏見持ちまくりの旦那も嫌いじゃないんだよなぁ。
当時の考える未来が、2023年には実在していてリアルとシンクロしてる感じがグッとくるね。今で言うGoogleホーム、お掃除ロボットのルンバとかが正にそうだよね。
映画の中のイマジネーションが現実になっているのを考えると、スーパーパワーを使う人間が現れる未来もそう遠くないのかな。