TAKA

浮草のTAKAのレビュー・感想・評価

浮草(1959年製作の映画)
4.4
2019-165-126-039
2019.8.15 YEBISU GARDEN CINEMA
Scr.1

・そこにあるのは・・・日本
・好きだな(^_^)
・こんな男と女。
大人の女性の可愛らしさ(^_^)

京マチ子映画祭その③

凄いな。
小津安二郎監督。
どの作品を観ても、小津監督のワールドが広がってる。
挙措や台詞回しまで。
そしてそこにあるのは・・・
日本。
今はまだ想像し得る日本の原風景、
日本人の心情。

なんだかとても懐かしく暖かい。(^_^)

ああいうおじさん、いたよね。
今でもいる。
気持ちをぶつける方向が
昨今では男女間ではないかもしれないけれど。
意外に変わってない気もする。

やっぱ好きだな、小津監督(^_^)
人間が描かれてる。
愚かさや愛おしさ。
それらを引くるめて、
人間(^_^)
人間も含めて時代に、時代の風景となり
それが小津ワールド。

彼のインナー・ワールドは、
やるせなくて、愚かで、でも愛おしい
人間や世界をそっと見守る
愛に溢れている。

だから、こんな男と女の在り方も
あるよなって
何だか愛おしく思えてくる。
大人の女の可愛さ、
京マチ子さんだからこそ(^_^)

沁みました(^_^)
TAKA

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