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おわらない物語 アビバの場合のvivoのレビュー・感想・評価

4.0
昨日も今日も自分は自分だが、今日の自分が昨日の自分を愛したい時もある。人は、連続しながら、瞬間瞬間に生まれ変わっている。それは精神の話だけではなく、細胞だって死と誕生を繰り返している。人は、丸ごと生まれ変わりながら生きている。主人公を8人の女優が演じるという大胆な演出にそんなことを感じた。最後までせつない話なのだが、個体として存在するが故の人間の絶望を救うような、大きな命の存在を感じる映画だった。
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