人と人とが関わるとき、大抵目には見えないややこしい気持ち(先入観とか偏見とかいろいろ)があったりするものだけど、このふたりの関係性は良くも悪くも真っさらでクリアだった。生活を共にしてフィリップのプライベートを知ることが必然だったとしても、ドリス以外の人が相手ならこんな最強タッグは成立していないよね。
歯に衣着せぬ物言いが過ぎて、フィリップがいつかぶち切れるのではないかとハラハラしていたんだけど、全くもっていらぬ心配だったな。二人共、後腐れなく茶目っ気溢れる魅力的な人だった。こんな風にいろいろ気にしちゃう自分がちょっぴりちっぽけに思えるくらい!
しょうもない下ネタとジョークがけっこうツボで、度々ネタにされる耳とか劇場の緑の木のくだりとか笑いどころがちょこちょこ、御涙頂戴シーンはびっくりする程ない。思い返すと良いシーンが沢山あったなあ。ドリス粋だねえ〜。いっぱい書きたいことあるけど、とにかくこの映画好きだ!で締めとこう。