なるみん

最強のふたりのなるみんのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.0
富豪の障碍者であるフィリップと貧乏人の前科持ちであるドリス。触れられたくない傷を持ちながらも同じ人間として対等に触れ合っていくことで二人は成長していく。

実話を基にした話ということもあって「ええ話やなー」と素直に感動させられるのだが、それ以上に印象に残るのが不謹慎なギャグ。
どれも笑えるものばかりなのだが、障害・芸術・ナチスなどネタにしていいの?とヒヤヒヤしてしまう。
「不謹慎!」と感じてしまうこと自体が差別なのかなあと思うことしきり。

はっきりいってドリスみたいな不躾なヤローは大嫌いなのだが、実際傍にいたらムカつくけど不思議と憎めないんだろうな・・・。

この映画を観て一番感じたことは「金持ちケンカせずってほんとだね!」ということかな。やっぱお金がないと余裕って生まれないし、そうじゃないとあのドリスの傍若無人さは受け流せないよ!
なるみん

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