さ

最強のふたりのさのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
4.3
あーめちゃくちゃ好きな映画だった。
ハートフルなだけかと思いきや結構笑えるし、人としてなにが大切か、真にインクルーシブな関わり・社会とは何かを考えさせられた。
配慮は必要だけれどそれ以上の遠慮は不必要。そういう意味でふたりの関わり方はかなり気持ちいい。
涙ちょちょぎれる素敵なラストだった。

フランソワ・クリュゼは首から下が麻痺している人物を演じており、表情だけでこんなにも感情が伝わるものかと感心した。
にこにこというかほくそ笑むような表情で、観ている側も何とも言えない幸せな気持ちになる。

映画の中では黒人、白人、アジア系の棲み分け(音楽の趣味、職業、コミュニティーなど)がはっきりしていて、アフリカとかでは差別的だっていう批判もあるらしいけど、私は監督の意図を感じたのでオッケーだと思う。
さ