再鑑賞。
「クロッシング」など話題作もあったものの、この頃は低迷中でB級アクションの出演が多かったウェズリー・スナイプスさん。
このあとに脱税で禁固刑になり、更に低迷してしまうが…出所して2013年から復帰してます。
本作も低予算がバレバレのB級アクション映画です。
物語構成としては先に結末的なものを見せて、主人公の回願によって物語が明かされていく構成です。
ですので次はどうなるんだろうっていうようなハラハラドキドキ感はなく淡々と物語が進む展開です。
スナイプスさんと言えばアクションですけどそんなに派手な爆発シーンなどなありません。どちらかというと格闘アクションがメイン。
格闘では「パッセンジャー57」や「ブレイド」を彷彿とさせるキレの良さを見せてくれてます。
所々に入るモノクロ画像の挿入やフラッシュバックの挿入は何をしたいのか意味不明でただの監督の自己満足に見える…。
意図としては主人公達の回願をところどころに入れることで、主人公たちへ哀れさを強調して感情移入をさせようとしているんでしょうけど、邪魔くさくて明らかに失敗しています。
お話的にはアクション映画にありがちなお話で特に惹かれるものはない…。
アクション映画としてはそこそこ楽しめると思いますが、スナイプスさんのファン向けで過度な期待は禁物な作品です。