Ryan

ペリカン文書のRyanのレビュー・感想・評価

ペリカン文書(1993年製作の映画)
3.6
"監視を怠ると政治は暴走する"アダム・マッケイ



ストーリー
検察官を目指し法科に通うダービーは、世間を騒がす最高裁連続殺人に関する自分なりの説をまとめ文書を作った。それがいつの間に国家の上層部の黒幕の目に触れ、ペリカン文書と名付けられ、彼女は命を狙われる。


主演 ジュリア・ロバーツ
   デンゼル・ワシントン

監督 アラン・J・パクラ



少し緩めのサスペンス
エンタメ性が強くリアリティはあるが現実的ではない。そこを加味しても面白い。
"ペリカン文書"と言うわかりやすい名前と正義がひっくり返る瞬間は誰しもが好きなはず。
陰謀に巻き込まれていく主人公たちの名演も見どころ。

死の恐怖に怯えながら真実を求め立ち上がるキャラクターたちは実に骨太で主人公たちを応援せずにはいられない。
元々原作があるらしいが、監督のアランも自ら脚本に携わるなど映画化に向けてかなり緻密な演出も成されている。

強いて言うならばハラハラドキドキ感は少ない。ペンタゴンペーパーズやスポットライトには及ばないが映画としての面白さは確かに存在している。
最初から最後までジュリアロバーツが綺麗でデンゼルワシントンは渋いかっこいい。

ジュリアロバーツがシリアスな演技も出来る事を世界に示した作品、一度見ても良いかもしれない。
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