2015年、世界中に蔓延したメデューサウィルスのため、人類は滅亡の危機を迎えた。コールドスリープの装置が開発され、特効薬が発見されるまで眠りにつけるのは、世界中から選ばれた160名のみ。幸運にもそのメンバーとなったかすみは、双子の姉のしずくと別れ、1人眠りについたが、目覚めたかすみを待っていたのは、イバラに覆われた異世界だった…というお話。
監督は攻殻機動隊の片山一良、主題歌はMISIA、製作はガンダムシリーズのサンライズと、盤石の布陣で作られた意欲作だったが、何故か印象に残らない。作画クオリティは高く安定しているが、壮大なストーリーの中心にいるのが、双子の姉妹の女子高生で、キャラデザインはいかにもそれらしい凡庸なもので、二転三転するストーリーは面白いだけにそこだけが惜しかった。