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十戒のTのネタバレレビュー・内容・結末

十戒(1956年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

宗教に深く関わる作品。
エジプトはイスラエル人=ヘブライ人?(ユダヤ教徒)を奴隷にしていた。
力を示す為に数々の宮殿や建造物を造った。ヘブライ人を人足として使い支配していた。
救世主として誕生したヘブライの男児モーゼによる開放と戒めの話。

十戒とは
・唯一の神の他に神があってはならない。
・偶像を造ってはならない。それを拝んだり敬ってはならない。
・神、主の名をみだりに唱えてはならない。
・安息日を心に留め、これを聖別せよ。
・父母を敬うこと。
・人を殺してはならない。
・姦淫(かんいん)してはならない。
・盗んではならない。
・隣人に関して偽証してはならない。
・隣人の家を欲してはならない。

長い作品だったが、エジプトの支配から逃れたヘブライ人がダタンにそそのかされモーゼの帰りを待てず堕落し罰を受けるのが皮肉でもあり腑に落ちた。人は弱いものだ。

正直宗教にあまり関心を持たずに生きて来てしまった為、知識が足りない。
奴隷と言う人種差別が物語の大きな背景なのに十戒に「平等」と言う言葉が無いのは何故だろう。
人の行動を戒める言葉を伝えているがその上には「神」と言う違う立場の存在があることは否定しないのか。
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