Jeffrey

戦士の休息のJeffreyのレビュー・感想・評価

戦士の休息(1962年製作の映画)
3.0
‪ ‪ ‪「戦士の休息」‬
‪冒頭、旅に出る男女。列車の中で接吻。ホテル、部屋で自殺寸前の男、レストラン、遺産、相続手続、惹かれる娘…本作はR.ヴァディムが元婚約者のB.バルドーを主演に迎え自立した娘と睡眠薬自殺を図る男との恋愛を描いた作品で俺、好きなシーンがあってB.バルドーが自殺志願の男性を助け‬て二人で食事しに行くんだけど、そこでバルドーの顔のパーツ、口や横顔、胸元、指先、目などがクローズアップされ、微笑ましい音楽と流れる場面が凄く良い。それにタルコフスキーのノスタルジアのあのラストに映るサンガルガ大聖堂での愛は素晴らしい。本作は計画的に自立した裕福な女性とアルコール依‬存症の男との対比が面白いが、一見女性を良く見せても結局有り難さを実感させない傲慢な男を有利にしてるのがなんとも…振り回されるバルドーを見るのは新鮮だが、反抗的な態度もセクシーに感じ、彼女のヴァディム4作目にして今までとは一味違うシーンが観れる。まぁドールっぽさは拭え切れて無いがね…‬
Jeffrey

Jeffrey