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ジュリー&ジュリアのeriのレビュー・感想・評価

ジュリー&ジュリア(2009年製作の映画)
4.5
戦後、フランス料理本を出版したアメリカ人のジュリアと、現代でその料理本のレシピを全て再現しブログに収めたジュリー。
異なる二つの時代で、どちらも家庭料理を作ることで日々の暮らしでの喜びを感じていること、またそれを心から支えてくれる夫たちとの関係性に、とても憧れたし心が温かくなった。

家庭料理といった誰にでも身近な存在に身を捧げることを決心し、情熱を注ぎ打ち込んでいる姿を見て、何かに打ち込むということが、どれだけ人に生きる活力を与えてくれるのかを感じさせてくれる物語だった。

2人の共通点は、身を捧げると決意したこと。ジュリアは料理学校に通い基礎から学び、助手のいないアメリカ人主婦のためのレシピ本を作ること、ジュリーは1年で500越えのレシピを完遂することを掲げた。決意したあと、投げ出さずに取り組み続けた2人の姿は、重なって見えた。

心温まる物語な反面、刺激ももらえる映画だった。
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