みょん

マイ・ブラザーのみょんのレビュー・感想・評価

マイ・ブラザー(2009年製作の映画)
4.0
またもやジェイクギレンホール!
最近ハマっております 笑
いや、浮気じゃありません 笑
トムハは変わらず今でもNo.1です!


ただ、残念なことに、これはトビーマグワイアの映画でした 笑

多くのユーザーさんがおっしゃっているように、わたしもスパイダーマンのヘタレなイメージしかなかったので、口から唾を垂れ流しながら怒り狂う姿には驚きました!


ストーリー

真面目で優しい海兵隊大尉の兄(トビー)がアフガニスタンに派遣され、還らぬ人に。
(大尉にしては若くない?しかもマッチョじゃないし…)
その妻(ナタリー)は2人の娘と悲しみにくれます。
銀行強盗で捕まっていた問題児の弟(ジェイク)ですが、兄の訃報を聞き、改心。
2人の子供たちを気にかけて、毎日のように足を運びます。
と、そこへ死んだはずの兄が帰還。
しかし、戦場での経験からPTSDになり、別人のように。
そのとき妻は、子供たちは、弟はどうするか…。


全体的にはよかったです!
戦地から帰ってきて、PTSDになる話は、よくあるストーリーですが、肝は弟の再生物語でもあるところかと。

父親にはいつも兄と比較され、ダメな奴だと言われる。
本人もそれがよく分かっているが故に、また非行に走ってしまうんですよね。

弟は2人の子供たちによって救われ、兄がもうこの世にいないことから、自分が兄の家族を守らなくてはならないと思うようになっていくんだと思います。


ただ、105分ではそれを描くには短すぎましたね。
"brothers"というからには、もう少し兄弟の深い関わりが観たかったです。

せっかくの豪華なキャストが、上手く生かしきれてなかったのが本当に残念。

悲しみにくれる妻や子供たちの表情を遠くでよく見ていて、それが少しでも変化すると静かに駆けつけるシーンが何回かあります。


やっぱり、ジェイクの視線の送り方とか、一瞬での陽から陰への表情の変化は素晴らしい!
それなのに、大事なシーンでの出番が少ないし、短い…。


今回、トビーマグワイアの迫真の演技を観られたのは大きな収穫でしたが、ジェイクが兄でもよかったのでは?
というか、ジェイクがあの狂気の兄を演じる姿も見たかったなと…


ここまでトビーを褒めておいて、なんですが、一番の役者は間違いなく長女役のベイリーマディソン!
なんであんなに複雑な表情できるんですか!?
10歳とは思えない、天才的な演技に感動しました!
これからが楽しみです。


ここまで色々書いてきて、この作品は確かに全体的に深くはなかったけれど、いい映画だし、残念なところはあるけど、役者さんの名演技のおかげで、ここまで点数が引き上がってます 笑


ジェイクギレンホール…顔は全然タイプじゃないけど、なぜかまた観たくなっちゃうんですよね…不思議。
みょん

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