まったーほるん

狼たちの午後のまったーほるんのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
4.2
三人組で銀行へ押し入ったのだが一人は怖気づき逃げ、残りの二人がアルパチーノとジョンカザールが演じるのだがこの二人は、世の悪徳政治家のような輩よりもとても純粋な人間であるのになぜ無謀で不慣れなこの犯罪をしたのかが追及されていく。警察に包囲され人質をとる二人の緊張感がすごい迫力だった。脚本がなにより素晴らしく、アルパチーノやチャールス・ダーニングなどの名演技が光る名作だった。ルメット監督は「わが心高原に」で天才子役といわれ、「十二人の怒れる男」での演出は大成功してるという経験の豊富さが今回最大限に発揮されている。