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狼たちの午後のhigadesignのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
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20240519-100
1972年8月22日、ニューヨーク、ブルックリン
原題:Dog Day Afternoon (1975)
監督:シドニー・ルメット
美術:チャールズ・ベイリー

強盗犯 ソニー・ワージック:アル・パチーノ『ゴッドファーザー』
強盗犯 サルヴァトーレ”サル”ナチュラル:ジョン・カザール *助演男優ノミネート『ゴッドファーザー』
ゲイ恋人 レオン・シャーマー:クリス・サランドン
市警 ユージーン・モレッティ巡査部長:チャールズ・ダーニング『スティング』
FBI シェルドン捜査官:ジェームズ・ブロデリック
FBI マーフィー捜査官:ランス・ヘンリクセン
支店長 マルヴァニー:サリー・ボイヤー
銀行嬢(トイレ女) シルヴィア:ペネロペ・アレン
妻アンジェラ”アンジー”ウォルツキー:スーザン・ペレツ
銀行嬢(夫TEL) ジェニー:キャロル・ケイン
銀行嬢(袋にお金) ミリアム:マルシア・ジーン・カーツ『旅立ちの時』
ソニーの父親:ドミニク・チアニーズ
ソニーの母親:ジュディス・マリナ
逃げた強盗犯 スティーヴィー:ゲイリー・スピングラー
銀行嬢 デボラ:サンドラ・カザン

原題の「Dog Day」は日本語で「盛夏」を意味する
邦題の「狼」とは関連性が無く「Dog Day」の語源となった「おおいぬ座」のシリウスは、中国語で天狼と呼ばれることから「狼」の字をそこから借用

名前を聞かれソニーと答える→事件を映すテレビのメーカーがSONY
犯人ソニー:ジョン・ウォルツィック、サルバトーレ・ナチュラーレ
ソニーは20年の懲役刑を言い渡され、そのうち5年間服役した
ソニーは映画の収益の一部を供与され、その費用を恋人の手術費用としてプレゼントすることができた
性転換したその恋人は1987年にエイズで死亡、ソニーは出所後、2006年に60歳で癌で亡くなった

「アティカ!アティカ!」と叫ぶ:アッティカ刑務所暴動(1971年)
アッティカ刑務所暴動:サン・クエンティン州立刑務所に服役していたブラック・パンサー党のジョージ・ジャクソンが武装し脱獄しようとして看守に殺害される事件が発生し、これに対しアッティカ刑務所で大規模な暴動が起きる。

ストーンウォールの反乱:1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー「ストーンウォール・イン (Stonewall Inn)」が警察による踏み込み捜査を受けた際、居合わせた「LGBTQ当事者らが初めて警官に真っ向から立ち向かって暴動となった事件」と、これに端を発する一連の「権力によるLGBTQ当事者らの迫害に立ち向かう抵抗運動」

オープニング:エルトン・ジョン「過ぎし日のアモリーナ」
カーラジオから流れていた曲「麗しのアモリーナ」
チェース・マンハッタン銀行支店
プレゼントの箱に入った銃
テレビカメラがでかい
自分はカトリックだから殺したくない
警備員の喘息と支店長の糖尿病
銀行の向かいの床屋が捜査本部、防弾ガラスをつけようと工事、床屋の電話(公衆電話)と銀行電話を直通電話に切り替える
ソニーの銃でライフルドリル(ライフルトス)
銀行から空港までリムジン

【参考】
ストックホルム症候群:誘拐事件や監禁事件などにおいて、被害者が生存戦略として犯人との間に心理的なつながりを築くこと
よど号ハイジャック事件(1970年)
ストックホルム・ノルマルム広場強盗事件(1973年)
パトリシア・ハースト事件(1974年)
ジェイシー・リー・デュガード誘拐事件(1991年)
在ペルー日本大使公邸占拠事件(1996年~1997年)

ロケ地
https://www.sceen-it.com/movie/294/Dog-Day-Afternoon
あらすじ
https://thatsmovietalk.com/dogdayafternoon/
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