まかお

狼たちの午後のまかおのレビュー・感想・評価

狼たちの午後(1975年製作の映画)
4.0
アメリカブルックリンの銀行で強盗事件を起こす。
しかし無計画だったため逃亡できず籠城に・・・・

人質の銀行員たちとのコミカルな様子がおかしい。
見始めた最初はコメディ映画かと思ってしまうくらい
2人の強盗犯が鈍臭くて面白かった。

でも多くの社会問題を描いていて、しかも実話!
「アッティカ!アッティカ!アッティカ!」
というセリフをアル・パチーノが叫び群衆に喝采されるシーンがとても印象的。
アッティカ刑務所で起きた暴動のことを言っていたよう。

強盗を起こした犯罪者にも関わらず大衆を惹きつけ、むしろスター扱いされるあたりがアメリカっぽいなと思った。日本ではありえないだろうなぁ。

終盤はなんとも言えない気持ちになりました。
エンディングの入り方も余韻を引きづるようにできてるように思った。

笑いはあるが、軽いストーリーではないって映画でした!
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