ふわふわ

エクソシストのふわふわのレビュー・感想・評価

エクソシスト(1973年製作の映画)
4.2
オカルト映画の金字塔。

子供の頃はあのリーガンの不気味な顔が怖くて絶対に観るもんかと思ってました。
大人になってようやく観れました。
2回目です。
1回目はリーガンの序盤の愛らしさと後の悍ましい姿のギャップにビックリ。
今回はもう少し冷静に鑑賞することが出来ました。

母親の追い詰められていくさま、娘をなんとかして救ってあげたい気持ちが痛いほどわかり苦しい…つらい…

そして、カラス神父。
「エクソシスト」だからって特別なわけでもなく、普通の人間として描写されているのが親近感。
母親を救ってあげられなかった悲しみを背負い悪魔祓いに挑む姿は陰があり、悪魔に立ち向かう姿は素敵だった。

リーガンがレントゲンを撮るのに首を刺されたり、検査が可哀想だと思ってしまったのは何故。
今の検査は楽ですもんね。
そっちのほうが怖かった。

悪魔祓いは圧巻!
本当に悪魔っているんだと思うくらいの描写!迫力がある!説得力がある。
終始不気味な唸り声。悲鳴のようにも聞こえる。
首がぐるっと回ったり有名なシーンばかりだけど本当に恐ろしかった。

人間ドラマあり、本当に怖い場面は畳み掛け、ラストは余韻を残す。
やっぱり名作は何度観ても素晴らしいなーと思いました。
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