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コドモのコドモのtbsk9unのレビュー・感想・評価

コドモのコドモ(2008年製作の映画)
2.4
現実味が無く終始ファンタジーなので「思ってたのと違う」と思ったら即引き返していい作品。

徹底して「大人」を蚊帳の外にする展開が新鮮で、ファンタジーと認識してしまえば純粋に楽しめた。
子供らしさが際立っている子役が多くて、主人公も美少女ではなくどのクラスにもいそうな子で、その辺りは現実味があった。

細かい事は気にしたら負けな作品。
ファンタジーに全振りして「小学生が出産」という一番重い事件を軽くしているので、先生のゴタゴタや姉の友達の件が良い意味で霞んでいて、何とも不思議な空気をまとっていた。

「性教育」について色々伝えたかったのは分かるけど、詰め込み過ぎな印象だった。
性をものすごく繊細で難しい問題として取り扱っているジジババと若い先生との軋轢の描き方は良かった。
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