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レジェンド・オブ・ゾロのmatchypotterのレビュー・感想・評価

レジェンド・オブ・ゾロ(2005年製作の映画)
3.5
2作目。

前作で先代アンソニーホプキンスから継承した“ゾロ”。
それから10年ほど経ったという設定のこの2作目。

アントニオバンデラス“ゾロ”は日夜市民の味方として“ゾロ”として悪を暴いて街を守る。

しかし、この正体を隠しながら密かに暗躍し続ける生活の困難さから、あれだけ愛し合うアントニオバンデラスとキャサリンゼタジョーンズにも些細な言い合いが増え、殺伐としてくる。

そんな時に、“ゾロ”の正体がバレ、その妻であるキャサリンのところに“とある筋”が近付き、彼の正体を人質にして、彼女と駆け引きをする。

その“とある筋”からのキャサリンの行動目的も、アントニオバンデラス“ゾロ”の悪事を暴く行動も、目的を同じにしていく。

それが双方でコソコソするものだから、2人の関係はどんどん悪化。
今回はその夫婦漫才というか、アンソニーホプキンスがいない分、2人の存在感がこの作品を盛り上げる。

キャサリンゼタジョーンズも動けて美しさに加えてしなやかで強い。
アントニオバンデラスも前回の駆け出し感はなく、“ゾロ”として落ち着きを魅せる。

前回よりもユーモア色を増やしながら、アクションもガッツリ本格的に。もちろん、市民の味方であることには変わらず、今度はこの2人がバディとなって、新たな利権や暴力に立ち向かう。

そして、前作から年月が経ってる分、新たな芽も生まれる、、、2人の息子、ホアキン。
幼いながら、しっかり彼らに負けない爪痕を残す。

今回、アントニオバンデラスの髪型がやたらとカジュアルと言うか、トレンディな感じ。
それが彼に“家族”や、夫婦の関係性や彼のリスクを描く意味でも活きてる気がした。

どんなピンチでも、諦めず立ち向かう。
一度は諦めかけてた瞬間もあるけど、これが彼の生き様。そして、家族の生き様。

ユーモアもあって良い加減な人間性でもあるけど、だからこそ等身大で、だからこそ市民の悩みや希望を背負ってそれを力に変えている彼の意志がとにかくカッコ良かった。

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TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
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別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
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