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睡蓮の人のniwajunのレビュー・感想・評価

睡蓮の人(2003年製作の映画)
3.9
恐ろしくリアルに作り込まれたストップモーションアニメ。

70年代のアニメかなーと思って見ていたらなんと2003年の映画とは。。田舎のお爺さんの暮らしをリアルに描きます。田舎がある人や田舎に住んでいる人は作り込まれた田舎の家に驚くでしょうし、田舎が無い人には実に新鮮に映るでしょう。






以下個人的解釈を述べますのでこれから観る方で先入観なしで観たい方は読み飛ばして下さい。



亀の歩みと振り子時計の音と下駄の音。過去と今を繋ぐ三つの音がリンクして想い出が蘇ります。

睡蓮の花言葉は純粋な心、清浄、信仰ですのでおじいさんと奥さんの純粋な想いの象徴でしょう。そんな想い出があの古い家には詰まっています。おじいさんが昔ながらの家に暮らしているのは奥さんの事を思っているのでしょう。



つみきのいえと黒澤明の夢をミックスしたような映像センス溢れる素敵な作品でした。
16分と短いので興味ある方はさくっと見れますよ。
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