なおこ

欲望という名の電車のなおこのレビュー・感想・評価

欲望という名の電車(1951年製作の映画)
4.2
人間は誰しも欠点がある、というか、まともな人間なんていないと思わせる映画。
テネシーウィリアムズの「ガラスの動物園」は自己を投影した作品と言われますが、これもそうなのでは。
主人公ブランチは、ガラスの動物園のアマンダなのでは、と思いながら見ていました。
南部の娘。
私はもちろん実際に会ったこともないけど、
ガラスの動物園のアマンダ
欲望という名の電車のブランチ
そして風と共に去りぬのスカーレット

でもう固められています(笑)

もちろん、スカーレット役のヴィヴィアンリーは、ブランチ役ですね。
スカーレットオハラとヴィヴィアンをつい繋げて観てしまいます。素晴らしい女優さん。

若いマーロンブランドも素敵でした。

クズ役が出来るって素敵な俳優だと思う。
ブランチは何歳くらいの設定か分からないけど、「老けてて醜い」を演じる女優は素晴らしいと思う。「西鶴一代女」の田中絹代とか。
なおこ

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