はだ

おもひでぽろぽろのはだのレビュー・感想・評価

おもひでぽろぽろ(1991年製作の映画)
3.7
27歳になったタエ子が
小5の自分を思い出しながら、
山形に滞在するストーリー。

昔こくごの教科書の文芸作品が
面白くなかったみたいに、
インパクトのある展開はないし、
子どもには楽しくない映画だろうけど、
そこそこいい大人になると
自分の思い出なんかも勝手にぽろぽろし始めて
良い作品だなーと感じる。

作品の時代には生まれてないのに、
むず痒い小学生あるある的なところは
普遍的に変わらないからか、
この先人生でおそらく思い出すことのなかった
うっすーらとした小学生の頃の感覚が、
ブワッと蘇ってきた。

『分数の割り算がすんなり出来た人は
その後の人生もすんなり行くらしい』
まさに言い得て妙だわ。
タエ子、分かるよ‥。
素直に分母と分子をひっくり返せば
良いとは分かりつつも、
腑に落ちずに🍎を割る絵を描いて、
思考の迷宮に入るところ。

全部が今の自分の延長線で、
当たり前なはずなのに、
今思い出して不思議な感じ…。
はだ

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