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パリの灯は遠くのtakaのレビュー・感想・評価

パリの灯は遠く(1976年製作の映画)
4.0
階段映画あるいは純粋階段映画

階段を使った演出がとてもいい
工場のシーン、写真を手掛かりに聞き込みをする階段下のアラン・ドロンと、階段をなめるように群がる労働者たちの構図...
写真が人伝いに階段を上り、霧散していく運動の呆気なさ 階段は到達し得ない世界との対話装置だから 続く警察が自宅の美術品を押収していくシーンでも階段が物語の結末を暗示する
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