マスうらの

アメリカン・グラフィティのマスうらののレビュー・感想・評価

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)
3.4
1962年夏、誰もが浮かれに浮かれていたアメリカの一時代を写し込んだ青春活劇。目前まで迫ったベトナム戦争など露知らず、ビートルズはデビュー前でまだロックにロールが付いていたあの時の甘い記憶。
画面の中にあるのは何一つ自分の人生で見覚えのない物なのに、無性に懐かしさを感じてしまうのはやっぱり、高校卒業前後のあの独特の雰囲気はどの国でも一緒だからなんだろう。急に大人ぶってやれ酒だ車だとはしゃいでみたり、青臭い夢を語り合ったりね。勿論馴れてないもんだから店で酒を買うのにもビクビクだし、女の前でイキってウィスキーを飲んでゲロ吐いたりしている。
あの眼鏡青年は大好きです。