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ローリング・サンダーのctn21のレビュー・感想・評価

ローリング・サンダー(1977年製作の映画)
3.0
戦場から戻ったベトナム帰還兵を陰鬱な雰囲気で描く。「タクシードライバー」と描いてる事は一緒だけど、こっちは狂気成分が薄めで、虚無感に溢れてる。
主人公レーンは辛い捕虜時代から空っぽになり、どうしようもない鬱屈を妻子を殺された復讐という名分で晴らそうとする。その時の表情には唯一笑顔が見られ、いきいきとしている。日常にはもう戻る事ができないと悟ったベトナム帰還兵の姿が悲しい。
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