ATSUSHI

ブレックファスト・クラブのATSUSHIのレビュー・感想・評価

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)
4.4
先生、混ぜるべき「油」もあるのです。
スポーツ野郎、お嬢様、ガリ勉、ヤンキー、不思議ちゃん。この5人が「自分とは何か」という課題を出されたため、土曜日の補習授業で集まるという作品。
普段の学校生活では決して交じり合うことのない個性の強いそれぞれの「油」が織り成す会話劇。言ってしまえばこの作品、非常に地味である。だが、5人がそれぞれの悩みを抱えている。喋ったこともない他の4人に最初は戸惑うものの、徐々に心を開き、苦悩、葛藤を共有、共感し合う姿に同じ高校生として、感情移入しないわけない。そして、彼らの悩みの根源は何か。やはり「親」だ。
自分も経験しているし、ほとんどの人が親との間に壁があったりするはずだ。それを会話で上手く表現している。心を解放して、誰かに話すだけでも気は楽になるし、他者との関わりこそ人生だ。『月曜日、僕たち会ったらどうする?』なんて会話も、分かるような、分からないような、全員に共感。
欲を言えば、それぞれのキャラをもっと極端に強くしても良いのでは。それと最後の展開は正直幻滅、、、、。でも、結局人間は誰でも分かり合えるよ、と解釈すれば悪くない。

自分だけが戦っているわけではない。それぞれ何か抱えて、この現代社会に向き合っている姿に勇気をもらった。

そして、この作品をおすすめしてくれた1SSEIさんにこの場を借りて、感謝します。本当にありがとうござしました。大きな、希望や勇気をもらったような気がします。皆さんも是非、あの頃の気持ちを思い出して、この作品の温かさに触れてみてはいかがでしょうか。


スポーツ野郎の固い動き、嫌いじゃない。