帝劇で2度観た後の復習、全国公演前の予習、として鑑賞。
オードリーにミュージカルのイメージが何故かないけれど、帝劇(朝夏さんver.)は見事にオードリーの再現を基礎としていたので、そこに朝夏さんらしい解釈がプラスされ、舞台として見応えのある作品に仕上がっており、逆に本作は映画版として舞台では表現し切れないリアリティさがより伝わって、とてもよかった。
ヒギンズ教授の男尊女卑的な考えが、最後まで受け付けない、といった感想の方も多いようだが、この時代に、最初から女性の自立を認めている教授だからこそ、イライザも教授を信頼できて、この結末に辿り着けたのだと思うと、かなり先進的なストーリーだったのではないだろうか。
何度でも観たい名作であることは間違いない。