なこ

マイ・フェア・レディのなこのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
3.5
長いし「プリティウーマン」みたからいいか、なんて思って敬遠していたけど、全く違う印象のお話だった。

プリティウーマンは純粋に恋のお話。こちらは最後は恋を予感させるけれど、他の要素が多いように感じた。男女の価値観の壁、のような。
うーん、女が男に与える影響の差かなあ?

なんといってもこちらはミュージカルがよかった♩
やっぱりミュージカルって楽しいきもちにしてくれて、だいすき。

それから、シンデレラストーリー。
最初の花売り娘から見事なレディに変身したときは思わず声が出た。
ヘプバーン、美しすぎる。
舞踏会のシーンは大佐や教授のようにワクワク、ハラハラした。

ほんっっとうに女心のわからない、というか不器用で素直になれない教授には苦笑したけれど、とてもすきなキャラクター。
歌っているのか喋っているのかわからないし、イライザのこと言ってる割に自分も言葉は汚いし、すこくツボでした。
だからこそそんな彼がイライザのいない寂しさを語るシーンはより説得力がありぐっとくる。

そして「ひとりでもやっていけるわ」と出て行くイライザはとても強くてかっこよくて魅力的。

ラストは心地よくしまってとても良かった。
フレディにすこし心が痛むけど。
エンドロールもかわいいピンクですてき。

ぜひ英語を勉強してもう一度みたい。
なこ

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