かなりよかった…。
今年のべネックス監督の訃報をネットで見かけて、全然知らんかったけど観てみた。
ベティの純な生き方にはかなり憧れるし、
ベティみたいな子が急に現れて魂ドつかれながらもなにするか分からんベティの保護者ヅラして、自分の尊厳を保ててるゾルグもめっちゃ羨ましかった。
ネタバレみたいになるから鬼抽象的に書くけど、途中から薄々感じてたものが、最後の病室からラストまでのゾルグの一連の行動みてやっぱそうかもって思った。
でも恋愛モノとしてみようが人格の話としてみようがどっちでも素晴らしくてこの作品の虜なったわ。笑
ずっと漂ってた愛情のイメージが、病的って言葉使うとベティ否定派みたいになるから嫌やけど、まぁ病的に深くて魂湧いた。
この映画みたいに人生のモヤッとしたところを全部排除してひたすらドラマチックに生きたいなぁ。
好きなシーンはゾルグがベティにプレゼントを渡す各シーンと、ベティがゾルグのために奔走する各シーン達。
と完全に鬱状態になったベティが青い月光に照らされながら天井をアホみたいに眺めてるシーンの、ベアトリス・ダルのこの世のモンと思われへん美しいとこ。
映画観たら基本涙出んねんけどこの映画は意外とコメディ要素多くて泣かずに逆に声出して笑うとこの方が多かった。
二人が各々完全にメンタルやられる場面もそこまで感情移入できるように描写されてない気がして、個人的にちょうどええ塩梅やった。
序盤でバンガローのおっさんがベティがほりだしたゾルグの家具たちを見て、これが禅やみたいなこと言うてたけどこの台詞がかなり効いてると思った。
観てよかった〜！
