スマイルアップ

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版のスマイルアップのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

終始映像の美しさが目だつ、特筆するならば海やサックスのスローになる印象のシーン

いちばん気持ちが残ったシーンはピエロのようなベティーを見て、ゾルグがジャガイモトマトスープを顔に塗るシーン。そこで迷わずベティーの心に寄り添うことのできるゾルグの愛情と優しさがとても美しく輝く

どんなヒステリーなベティーを見てもいつまでも愛しているというゾルグの愛の深さを感じるための映画。側から見ている人は頭のおかしいカップルだと思っているだろうけど、ふたりの間には絶対的な真実の愛があるのだ。ゾルグの彼女は存在しない何かを求めているんだというセリフが良かった、それならば死んでしまう方が幸せだったよね

ラストでゾルグがベティーを殺したあと自分も一緒に死んでしまわないで、ベティーが信じたゾルグの才能として描写されていた執筆シーンで終わるのがとてもよかった。死んでしまうことは簡単なのに歯を食いしばってベティーの愛した自分のまま生きていくことを選択する強いゾルグを見た!

終始、ふたりの本当の愛が伝わってくる喜びは感じていたが、意味わからないシーンもとても多かった。だけど、ヴィジュアルのセンスが抜群なのでまた観ます

サントラが印象的で、奔放な女の子と心がバカ広い青年の恋愛はウォンカーウァイの恋する惑星を思い出した!めっちゃ好きだから

てか、ゾルグビジュかっこよすぎ、ダリみたい