なら

市民ケーンのならのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.9
愛を与えてもらうために相手を愛そうとしても、うまくいかないよね。
愛が欲しくてたまらない主人公つながりで、『華麗なるギャツビー』でひたすらデイジーを想い追いかけるギャツビー氏を思い出した。あれもまた、名作。そういえばあれも花だったね。デイジーとローズ。何らかの繋がりがあるんだろうか。どっかの考察サイトで調べねば。

「バラの蕾」という言葉の解明に、躍起になる『市民ケーン』の中の新聞記者、そして映画の枠外の現代の私たち。
映画の世界を超えて、ケーンが歴史上存在したと思えるほど、ケーンの人生には肉感がありエネルギーを感じた。(と思ったら、実はちゃんとモデルがいたのね)
「ローズバッド」…なんて哀愁ある感じで死を迎えないように、後悔のない人生を送りたい。
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