ジロウ

日本春歌考のジロウのレビュー・感想・評価

日本春歌考(1967年製作の映画)
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愛国精神をダラダラと長台詞でキノコ頭の女の子に言わせるシーンは蛇足だとしても、

ヒッピーたちのライブのシーンの強烈な若さのきらめきの一瞬を捉えてる感じと、
繰り返される妄想のイメージの氾濫には渚の古き映画作りに対する反抗的な姿勢が伺われる。

旅館のシーンは演劇の要素をうまく取り入れていたと思う。

ストーリーを見たのではなく、
映画でしかできないことを成し遂げている、その事実を体感した。
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